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不定期俺日記ver.2

何というか適当に。



『昨今どうよ』

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  • 2009年07月01日さてはて

  • んじゃ続き。今日は目の塗り方。

    33:
    kenk0134.jpg
    とりあえずアップ。顔や髪の主線関係荒い荒い。でも画面上で見たり、全体として捉えるとあんまり気にならないことなので気にしません。髪とか、下地の主線がほとんどかき消えていて、単に陰影だけになっていますが、出来上がりではあまり気になりませんやね。
    本来、絵とは、
    「陰影と、光で描く」
    ということなので、主線というものが無かったりします。いや、現実に輪郭線とか無いですし。
    漫画に輪郭線があるのは紙が白で、陰影表現が難しいから「物体と、空白を分けるために線を引いている」わけです。同様にアニメの場合は、色を塗る際の境界線としての輪郭線と、動いたときに(背景含みで陰影差があまり無いです亜から)背景に溶けないようにするため、そして動きの表現としてあるわけですな。
    ならばカラーの、挿画のような絵で輪郭線はどれだけ必要なのか。
    ここらへんは人それぞれですが、思案してみるだけの甲斐はあるかと思います。
    自分の場合(これは学生時代の塗りの再現ですが)、陰影と光としての主線は設けますが、他の主線は”足りない部分の捕捉”でいいんじゃないかと思っています。

    34:
    kenk0135.jpg
    まず、白目の部分と黒目の部分を塗ります。
    なお、眼球、特に瞳部分の色分けは、眼球の構造を知っていると結構変わります。
    鏡でよく見ると解りますが、「白目と黒目」があり、黒目は、角膜(一番表面の透明な部分)の下に、虹彩(いわゆる黒目)がありますが、虹彩の中央には瞳孔(レンズ)があります。このレンズを通して、目の内側の網膜に映った画像を人は見ているわけですね。
    つまり、黒目で見ているのではなく、黒目の部分の瞳孔(レンズ)を通し、目の内側を覆っている網膜で見ているわけです。
    だから黒目の中央の点は、瞳孔(レンズ)です。この穴は網膜の拡大収縮によって縮んだり伸びたりして、よってレンズも縮んで膨らんだり(近くを見るとき)、伸びて薄くなる(遠くを見るとき)ようになります。黒目は、虹彩部分が目の内側に一段落ちたようになっているので、それをオーバーに表現すると上図の瞳のようになります。目の中央にレンズの穴があり、その周囲の三日月のような線が、虹彩の外周線。外周線から黒目の外までは、虹彩の落ちくぼみによる内壁です。

    なお、余談ですが、虹彩は緊張、集中状態にあると瞳孔をすぼめていく傾向にあります。
    逆に、放心したりすると、瞳孔を広げていく。
    神経疾患や、自失の際、瞳孔が散大して縮まらなくなるのは、脳の方で神経系の制御が出来ていない(制御を失っている)からです。ゆえに焦点の定まっていない目になる。だから狂的な状態にあるキャラクターは基本的に瞳孔が散大するわけで、瞳孔が小さくなっているのに狂的なキャラクターとなると、それは”装っている”と見られると思います。(自分のキャラ作りにおいては、狂的状態というのは、精神的に不安定で”何か行動を示唆するものに全てを頼ってしまう状態になっている=精神的に不安定な状態の犯罪が、些細ともいえることを理由に起きるのはこのせいです”ことで、一つのことしか考えられない、ボキャブラリーも落ちますし、感情表現が無くなります。もし”狂的”なのに、一つの事柄を幾つもの言葉で表現したり、大声で笑ったり、俊敏だったり狡猾な言動をとることがあれば、それは”装っている””単にテンションが上がっている”ものだと、自分の方ではそう考えています)

    35:
    kenk0136.jpg
    眉や睫に、髪色の濃いものを入れます。
    髪色をそのまま入れる、という方法もありますが、頭髪と眉、睫は密度と長さが違い、色合いが違って見えます。短い髪は光がまばらにあたり、影が無数に生まれるためにくすんだ色合いで見えるので、そこらへんは表現の個性ですな。

    36:
    kenk0137.jpg
    光の当たる側にオレンジを、逆側には環境陰影の色を明るくした反射光を入れます。
    なお、これらの光を入れる方向光源と合わせることを忘れないように。光源が右にあれば主の光は右に、です。
    また、これらの光を入れる高さは、当然のことながら、眼球上側に落ちている影よりも下です。
    上図でも眼球上側において、影が左右に渡っていますが、この影は瞼や睫、または眼球内の段差でついたものです。この内、眼球外から落ちた影(瞼や睫、まびさしや髪によって出来た影)の中には、眼球の反射光は存在し得ません。
    ゆえに、そのよりも下の位置に光を置きます。

    37:
    kenk0138.jpg
    そして反射光のハイライト。
    瞳の右側のものが主で、左側のものは右側のものが透過したり、周囲の光を反射しているものだと考えます。
    そして眼球右下側は、光が角膜の湾曲した部分に当たっているので、拡散した光の反射を軽く漬けておきます。場合によってはここに周囲の風景が映ることもあります。

    38:
    kenk0139.jpg
    髪を筆圧で薄く描きます。単純にベタではなく、髪の房の流れなど考慮します。

    これで顔終了。
    明日は身体のハイライトなどですな。

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    川 上 ですよ

    川 上 ですよ