不定期俺日記ver.2

何というか適当に。



『昨今どうよ』

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  • 2007年04月14日LoV前編

  • ようやく熱が下がりましたー。
    これなら来週は動けそうかなー。
    とはいえ、喉の荒れは続行中なので気をつけたいところです。ぶり返すのなんて簡単だしなー……。

    でまあ、日記のネタも無いので、昔に暇だから書いていたネタを。
    いつものように自分的解釈のゲームネタ。
    ---------------------------
    ●前編

    1:
    語り手は言う。その世界は平和な世界だったと。
    「かつて神々と巨人の大いなる戦があり、そこで世界は両者と共に一度滅びたと言う」
    巨人の軍団は自らの滅びと共に最期の怨念を塊として世界にはなった。その怨念は、新しい世界であろうと何だろうと、滅びていく自分達と同じように消えていくという呪いだった。
    しかし世界を調律していたのは当然神々であり、神々は自分達の滅びの際、己の力をもって巨神の放った滅びの怨念に抗しようとした
    最大の抵抗とは、あらゆるものに宿る”時間”を使うことである。
    時間には誰も逆らうことが出来ないからである。
    そして巨神の怨念は、世界が滅びる際に”時間の中”へと封じられた。つまり、怨念の存在を時間そのものの中に封印し、時間の外に出れないようにしたのである。
    ゆえに怨念を封じ続ける限り、時間は砕かれず、世界は砕かれない。
    そこには神も巨人もいないが、しかし、だからこそ平和な世界が生まれた。

    2:
    語り手は言う。その世界には住人がいたと。
    「それは獣と植物の合化からなる一族」
    薄緑の頑強な肌と骨格を持つ一族は、世界を支える一種族として小さな文化と文明を創り、自然と共に暮らしていった。
    しかし、長い歴史を有するようになった彼らにも、解らないことが幾つかあった。
    その疑問は、よく、各村で行われる祭りの日の定例会議で発される。
    疑問を発するのは、当然のように若者達だ。
    「長老」
    彼らはいつも問う。
    「どうして、この世界には大地や森の中のみならず、水の中や空にまで妙な像があります。あれは何なのでしょうか。僕達とは似ていない、何らかの種族の像なのですが」
    そんな問いかけに対し、長老達は必ずこう言う。
    「気にすんな」
    そういうものだ。
    像は開墾に邪魔ではあったが、砕くことが出来ない材質で構成されているが故に、建材に用いられることもあれば、それこそ何らかの意味を感じて奉られることもあった。
    そして長老の言うとおり、結局は気になるものではなかったのだ。彼らの生活はゆっくりとしていて、日々を繰り返すことの方が重要だったからだ。
    だが、そんな彼らにも、気になるものが一つあった。
    しかし”それ”について疑問することは、禁忌とされていた。
    何故ならば、”それ”は、繰り返される平和な日々から見れば遙かに野蛮なものであり、近づくことは日々の連続を砕きかねぬものであり、そして何よりも、”それ”の方からこちらとの距離をとっていたからだ。
    しかし、”それ”について疑問する者がたまにいる。それもやはり、必ず、若者だ。
    そしてたまにいる若者は、絶対にこう問いかける。
    「あの、空から降り立ち、魔物を砕く女性は誰なんですか。──世界に点在する像に、どことなく似たあの女性は」

    3:
    語り手は言う。その世界には、そぐわぬものがいたと。
    「一つは、魔物である」
    魔物の正体は解っている。世界に漂っている邪気が行き所を無くし、それがゆえに集まることによって、本来なら無害な大地や植物、水などを媒介に魔”物”と化す。
    多くはその実体化に伴うエネルギーを得続けることが出来ず、自然に沈静化、消滅するものであるが、幾らかはエネルギーを吸収できる条件を満たし、大型化した。
    だがそれら常駐魔物は、世界の住人にとっては火山や渓谷という自然障害と同じものであり、近寄らねばどうということのないものだった。
    そして、そんな魔物と同様に、世界にそぐわぬものが一つあった。
    「もう一つの”それ”は、一人の女性だった」
    しかし、ただの女性ではない。
    「彼女は必ず空より至る」
    大地を覆う緑と同じ色の鎧を身につけ、背に展開する光翼によって飛翔と降下を行う。
    両の手に握る武器は空間射出される数々の業物で、その剛力をもって彼女は魔物を討つ。
    彼女が降りる場所は、必ず激戦の地となった。
    更には、彼女が狙うのは食料となる動物達ではなく、大型、もしくは常駐魔物ばかりであった。
    その戦いは、ありとあらゆる長老達が知っていた。
    そう、長老の、更に長老も、その上の長老も。もっと祖に近い長老達が土に残した記録の中にすらも彼女のことが書かれている。
    彼女のことだけが。
    彼女のことだけが、記録として残されている。

    4:
    語り手は言う。彼女は笑うのだと。
    「──ははっ」
    パワーダイブによる着地で生まれた風の圧の中、笑い声が聞こえる。
    戦地となった場所に偶然居合わせた者達は、誰もが聞いた。
    「──は」
    気付いたように笑い、それを連続する女性の声を。
    そして風の揺らぎの向こうに見えるのは、魔物に対して喜悦の顔で武器を抜く女性の姿だ。
    彼女は戦うことしかしない。
    彼女は笑うことしかしない。
    彼女は勝つことしかしない。
    その戦いの中では、誰も護られることはない。
    彼女にとって余裕のある戦いであっても、彼女は周囲の被害を考えない。逆に、ただ戦闘に酔うようにして、余力を抜かぬ一撃で大地ごと敵を潰すだけだ。
    戦闘の後、彼女は消える。
    それも空の中央へと一直線に。
    だから誰もが思うのだ。遠くの空を一直線上に昇っていく白線が生まれる度、あの真下では魔物が消され、大地が砕かれたのだと。そして、誰も巻き込まれてなければいいが、と。
    若者達にとって、彼女は興味の対象だ。しかし、いずれ誰もが気付く。彼女も、結局は魔物と同様の自然障害なのだと。それも、自ら移動してランダムに舞い降りる自然災害なのだと。
    魔物よりもタチが悪い。
    ゆえに若者達は、彼女にどことなく似ている世界点在の像達を見て吐息する。
    この像は何なのか解らないけれども、しかし、僕達にとって優しいものであればいいな、と。

    5:
    語り手は言う。あるところに変わり者がいたと。
    「その種族の中で、唯一、武器というものを使う者だった」
    理由はあった。彼の生まれた土地は火山に近い土地で、温暖な場所であったが、しかし地熱が豊富であるが故に魔物の多い土地でもあった。
    しかし使用する土地を制限すれば危険はなく、温泉もあることから各地からの客も多かった。たまに縄張りを出て迷い込んだ魔物から逃げ回るのも一種のハプニングサービスだ。
    だが、火山活動の変異によって、魔物の出現範囲が広がった。
    彼の土地には魔物がよく出るようになった。
    逃げるべきだと思ったが、先祖が残していったものがある。それは、あの、世界に幾つも点在する像だ。
    彼の先祖は、代々それを先祖の数だけ集め、森に奉っていたのだ。
    彼も、いずれ自分のものとしての像を世界のどこかで見つけ、先祖を示す像とともに並べるつもりだった。何故ならば、それが彼と彼の先祖における”繰り返されること”であったからだ。
    無数の像を、全て避難させることは出来ない。何よりも、先祖はこの土地を選んだのだ。
    ゆえに魔物に抗するため、彼は温泉を掘る道具を利用して、武器を作った。
    怪我をしたこともあったので、怪我しやすい部位を覆う鎧を作った。
    そして魔物を追い払っていた彼は、いつしか他の村民の領地に迷い込む魔物も追い払うようになり、次第にそれで生計を立てるようになっていた。
    変わり者の若者は、変わっているなりに、新しい”繰り返し”を手に入れたのだ。
    しかし、彼の繰り返しは、ある日突然に砕かれた。
    「彼の住む村の近くに、魔物が常駐したからだ」
    魔物が常駐するならば、起きることは一つだ。
    その力は、必ず、空から舞い降りるのだから。
    だから、彼の住む村とその付近は戦場となった。

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    川 上 ですよ

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